※ページ下部に補足を書きました(2022年2月13日)
ルーミィ60ベーシックを買いました。ルーミィというのは、ハムスターケージの製品名で三晃商会という会社の製品です。
ペットを飼ってない人からすると「そもそもケージって何?」という感じかもしれません。ケージというのはインコを飼う場合の鳥かごのように、動物の檻という意味の言葉で、英語のcageがもとのようです。
今回ルーミィ60を使ってみたので良さを紹介します。
【ルーミィ60の良さ①】ゴールデンハムスターのサイズに合っている
ハムスターと呼ばれる生物には何種類かおり、そのうち私が飼育しているのはゴールデンハムスターという種類のものです。ゴールデンハムスターは一般に想像される以上に大きい種になります。
ペットショップで一般的に目にすることが多いのはジャンガリアンハムスターではないでしょうか。こちらは比較的小さめのハムスターです。

ジャンガリアンハムスター 出典 ウィキペディア

自宅で飼っているゴールデンハムスター(カラーノーマル)
ゴールデン・ジャンガリアンの大きさの違いとしては、大きめのジャガイモと卵くらい違います。この二種は店頭でも並べて販売されることが多いのですが、必要な飼育環境は大きく違い、主にゴールデンハムスターの飼育スペースは個体の大きさに合わせて大きいスペースが必要と言われています。
今回紹介しているルーミィ60ベーシックは、他の市販ハムスターゲージと比べてかなり大きいものになります。

購入したハムスターゲージ

出典 三晃商会ホームページ
ゴールデンハムスターの飼育スペースを広くするために、衣装ケースや水槽を使うパターンもありますが、自分で改良が必要でした。(給水ボトルの取り付けや、屋根部分を作るなど)
このようにハムスター専用の市販品以外を使うと、脱走の対策が必要になってきます。自分は自己流で脱走対策をして何度か脱走された経験が有ります。
当製品はハムスター専用の商品で広いスペースが確保できることがメリットの商品となります。
【ルーミィ60の良さ②】金網部分を噛まない(登れないように出来る)
金網型のハムスターゲージを使ったことがある人は、ほぼ全員金網を噛むことに悩まされたのではないでしょうか。金網を噛まないように金網越しに餌をあげないなど試みたことは有りますが、個人的には成功したことが有りません。(=どんな育て方をしてもハムスターは金網を噛む)
金網を噛む行為はハムスターにとっても良くありませんし、飼い主としても夜に音がうるさいなど問題となると思われます。
当ケージは天井の金網部分まで高めなので(台座となるハウスを置かなければ)登ることが出来ません。
ちなみに横の接合部(プラスチックの部分)は噛むので、歯の病気などで絶対に噛ませてはいけない場合、水槽が良いかと思います。
【ルーミィ60の良さ③】角がまるいので掃除が楽
水槽・爬虫類ゲージを利用した場合、角が部材の接合部となります。一般的に隙間にクズがたまるのですが、ルーミィの場合、底面のプラスチックが一体になっていて、汚れがたまる角がない状態です。

ルーミィの底面、角部分拡大
【ルーミィ60の良さ④】軽い
水槽のデメリットとして重いことが挙げられます。一方ルーミィはプラスチックの製品なのでかなり軽い作りになります。ハムスターの掃除で床材を捨てる作業がありますが、ケージごとひっくり返して掃除したい人は多いのではないでしょうか。掃除方法にもよりますが、このような使用を想定する場合軽いケージをお勧めします。

床材を捨てる動作
【ルーミィ60の良さ⑤】前面扉
前面扉の良さはいくつかありますが、散歩中のハムスターが小屋に自力で帰れる状況を作れることはメリットと言えます。特にゴールデンハムスターは何時間たってもケージに寄り付かないor小屋から餌を持ち出して運び出すなどの行動が見られる場合環境を見直すきっかけになります(何時間も散歩させることは基本的にはNGのようですのでご注意ください)
散歩を頻繁にする飼い主にとって前面扉のメリットは大きいと思います。
まとめ
悪い点は、良い点とも重なりますが大きすぎることです。購入前に実物を確認することをお勧めします。人によっては、「こんなに大きいケージは部屋に置く場所が無い、作れない」となるかもしれません。
今からゴールデンハムスターを飼う人は、ルーミィ60の置き場所を検討してみてください。
補足(2022年2月13日)
上記の記事は、2017年に書いたものです。
グラスハーモニーの60も同様にお勧め
この記事を書いたときには、グラスハーモニー60(GEX)やシャイニー45(三晃商会)はまだ市販されておらず、
初めて「ハムスター」と銘打った大きいケージが発売されたような状態でした
そのころからミニデュナは販売されていたのですが、一般的なホームセンターでは取り扱いがありませんでした。通販を使えば買えるけれども一般的ではない状況だったと記憶しています。確か通販を使って購入する際に色を指定できないなど、問題が有りました。
当時の記事で書いていることは、他製品でも同様なのでどちらでも良いと思います。
プラケージは熱湯消毒が出来るという利点
ガラス水槽は熱にもアルコールにも強いので除菌しやすいのですが、重いので掃除しにくいという点と天秤にかけて決めると良いと思います。爬虫類ケージも構造が複雑なので、掃除しにくいと事と天秤にかけると良いと思います。アクリルはアルコールにも熱湯にも弱いので、一般的な除菌方法を使えないことを頭に入れて検討するべきかと思います。
病気をしにくい若い個体は広い水槽や爬虫類ゲージで飼って掃除はそこそこにし、1歳を過ぎたあたりで病気を見据えて介護しやすいプラケージに移動するというのも良い選択肢かと思います。例えば下痢をした場合頻繁な除菌が必要になります。
自身の飼育経験は8匹のみです。多頭飼育はせず1匹ずつ飼っています。趣味の範疇での飼育経験のみなので、あくまで参考に見て頂ければ幸いです。